卒業2 其ノ壱
―春が過ぎ、夏がゆく。
そして、季節は巡り、秋がやってきた。
るいの卒業式を一緒に祝ってから、早いものでもう半年の月日が流れた事になるとは、本当に驚いてしまう。
清廉とした佇まい、凛とした表情、それに、透き通るように白い肌…。
彼女との思い出の全てが鮮明に残っていて、まるで昨日の事のように思えてくるのだった。
切なくて、仕方ないけれど、また時が流れれば、この淡い思い出もやがては薄れ、そして、消えてゆくのだろうか?
願わくば、愛しき女性、美しき君の残像が消えぬよう、時間よ、止まれ…。
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